TDnet/EDINETでIRを拾う|材料の質を上げる情報源

材料は、同じニュースでも“質”が違う。
そして、質の悪い材料は、だいたいノイズで終わる。

TDnetとEDINETは、情報の“出どころ”として強い。
拾い方をルール化すると、情報収集が静かになる。

目次

TDnet:速報性が高い(適時開示)

TDnetは上場会社の適時開示を伝える仕組み。決算短信、業績予想修正、自己株式取得などの原文と公表日時を確認する。開示が必ず短期の株価上昇につながるわけではない。

短期目線なら、まずTDnet。
材料の一次ソースとして使うと、二次情報に振り回されにくい。

EDINET:厚いが強い(有報などの法定開示)

EDINETは金融商品取引法に基づく開示書類の閲覧に使う。有価証券報告書や大量保有報告書など、目的に応じて文書を探す。TDnetと単純な速報性順位を付けず、書類の制度と対象を区別する。

  • 事業の構造
  • リスク
  • 大量保有(5%ルール)など

短期でも、銘柄の“地力”や“弱点”を知るのに役立つ。

実戦ルーチン:材料→チャート→注文の順で落とす

ルーチン例。

  • 会社コード・会社名で開示を特定し、対象期間と訂正の有無を確認する。
  • 決算短信の実績と会社予想を分け、前年比は同じ会計期間・単位で比べる。
  • 提出資料に該当するものはEDINETで原文も確認し、資料名と公表日時を残す。
  • 価格を見るときは、開示前後の時点を固定する。確認後に注文するなら、その時点で買える価格を用いる。

情報は、増やすより、順番を固定すると強い。

注意:材料は“飛んだ後”が本番なことも多い

材料で飛ぶのは簡単。
難しいのは、飛んだ後に「定着するか」「戻るか」を見極めること。

  • 出来高が伴う
  • サポレジ帯で支えられる
  • 終値が強い

材料の内容と、その後の価格反応は分けて記録する。反応が続くかどうかは事前には確定できない。

次に読む

1件の開示を追う記録例

欄 記入する内容
識別 会社名・コード/資料名/公表日時
事実 会社予想を100から80へ修正した、など単位と比較対象を含む要約
未確定 一時費用か継続要因か/翌期への影響は記載されているか
追跡 訂正版・決算説明資料の有無/確認したURL

この表の数値100→80は書き方の仮定例。報道の見出しから数字を補わず、資料で確認できない点は未確認と残す。

資料の探し直しで迷わないために

  • TDnetの適時開示閲覧は直近31日分。過去資料は東証上場会社情報サービスや発行会社IRも確認する。
  • EDINETは提出者名・書類の種類・提出期間を使って絞る。
  • 訂正資料がある場合は、原文と訂正版のどちらを引用したか分かるようにする。

読んだ資料のURLだけでなく、対象期とページ番号も記録すると、後日同じ箇所へ戻れる。

確認に使った一次資料

制度・仕様の確認日:2026年9月28日。各資料の適用条件と、本文中の筆者の経験・仮定例は分けて記載しています。

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この記事を書いた人

投資歴約10年。様々なインジケーターや分析サイトを駆使し市場と向き合ってきた

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