SBI証券は、国内株式、投資信託、IPOなどを扱うネット証券。商品、手数料条件、操作性、過去の行政処分を分けて確認する。
──で、筆者はメインから外した。
理由はひとつ。行政処分。
この記事では、SBI証券を”実際に使ってきた人間”の目線で、良いところも悪いところも正直に書く。 褒めるところは褒める。刺すところは刺す。
【この記事でわかること】
- なぜメインに選んだか
- なぜメインから外したか
- 今はどう使っているか
- メリット・デメリット
- どういう人に向いているか
結論:投信サブなら強い。メインにするかは”信頼”次第
先に結論を置く。
SBIが刺さる人
- 希望する投資信託やNISA対象商品を取り扱っているか確認したい。
- 複数の商品を一つの口座で管理したい。
- IPOの取扱銘柄と配分方法を確認して申し込みたい。
SBIが刺さらない人
- 行政処分の過去が気になる(筆者はこれ)
- UIの使いやすさを最優先にしたい
- 日本株デイトレで”速さ”が欲しい
SBIは、万能型の証券会社。 でも万能だからこそ、”これじゃなきゃダメ”が見えにくい。 使い分けの中で”役割を決める”と活きる。
メイン口座として選んだ理由
正直、最初は深く考えてなかった。
ネット証券の最大手だから
初めて証券口座を開設するとき、「最大手を選べば安心」っていう判断。 口座数が多い=多くの人が選んでる。それだけで安心材料になった。
手数料が最安値クラスだったから
当時、SBI証券の手数料は業界最安クラス。 取引頻度が高いスイングトレーダーにとって、手数料は地味に効く。 ここは外せなかった。
メインから外した理由──行政処分
ここがこの記事の核心。
金融庁は2024年1月12日、SBI証券に業務停止命令と業務改善命令を出した。
金融庁の公表は、2020年12月から2021年9月までに引受けた3銘柄のIPOで、上場日の初値が公開価格を下回らないよう顧客へ買い注文を勧誘した行為などを認定している。
停止対象は2024年1月12日から18日までの「IPO銘柄に関する勧誘を伴う上場日の売買受託業務」。IPO引受業務全体の停止ではなく、現在も停止中という意味ではない。
なぜこれが”決定打”になったか
トレーダーにとって、証券会社は「自分のお金を預ける場所」。 相場の公正さを守る側にいるべき証券会社が、その公正さを歪めていた。
最大手だからこそ、コンプライアンスには厳格であってほしい。 他の小さな証券会社がやったのとは、意味が違う。 影響力がでかいぶん、責任も重い。
筆者は、この件をきっかけにメイン口座を楽天証券に移した。
▶︎ 楽天証券の正直レビュー|メイン口座として選んだ理由と使用感
もちろん、SBI証券がその後改善に取り組んでいるのは承知してる。 でも「一度揺らいだ信頼」が簡単に戻るかというと、正直まだ微妙なところ。 これは筆者の個人的な判断基準であって、万人に共通するものじゃない。
今の使い方:投資信託専用のサブ口座
現在、SBI証券はサブ口座として残してる。
メイン口座は楽天証券。日本株のトレードはそっちでやる。 SBI証券の役割は、投資信託の積立。
なぜ投信はSBIに残したか
理由はシンプルで、投資信託の取扱本数が業界トップクラスだから。
他の証券会社では扱ってないファンドが、SBIなら見つかることがある。 NISA対象商品も豊富で、長期の積立には向いてる。
筆者は複数の証券口座を目的別に使い分けてる。 楽天=日本株トレード。SBI=投信積立。 こうすると、それぞれの強みだけ使える。
▶︎ SBI証券 vs 楽天証券|手数料・ツール・IPOでの選び方
SBI証券のメリット
ここからは、フラットに評価する。
手数料が安い
国内株式の「ゼロ革命」は、対象のインターネットコースでインターネット取引を利用し、対象書面をすべて電子交付にするなどの条件がある。電話注文や一部の強制決済等は対象外。信用取引の金利・貸株料などは別に掛かる。
IPOの取扱数が多い
IPOは取扱数だけで当選確率を比較できない。銘柄ごとの配分株数、申込者数、抽選・配分方式、資金条件を分けて確認する。
口座があるだけでは通常は申込みにならない。銘柄ごとの申込期間・購入意思表示・入金期限を確認し、当選後に必要な資金も確保する。
投資信託の取扱本数が多い
先述の通り、投信のラインナップは業界トップクラス。 NISA対象商品も豊富。長期投資を考える人には、ここが一番の魅力になる。
セキュリティ設定を確認する
利用時には公式が案内する認証方式、端末管理、出金先、通知設定を確認する。会社の規模だけで不正アクセスやシステム障害への強さを保証することはできない。
SBI証券のデメリット
一方、気になる点もある。
UIが古くて使いにくい(改善中)
以前は、UIが正直しんどかった。 画面が見づらく、操作に迷うことがあった。
ただし、最近はUIが刷新されてきてる。 以前より見やすくなったのは事実。ここは改善が進んでると言っていい。
それでも楽天証券のUIと比べると、まだ差はあると感じる。 毎日触るものだから、この”微妙な差”が積み重なる。
行政処分の過去
これは何度でも言う。 最大手だからこそ、コンプライアンスには厳格であってほしい。
「過去のことだし、もう改善した」って思える人は、メイン口座にしても問題ない。 ただ、筆者のように「一度揺らいだ信頼は簡単に戻らない」って考える人には、引っかかるポイントになる。
他社と比べたSBIの立ち位置
雑にまとめると、こうなる。
- SBI:希望商品の有無、ゼロ革命の対象条件、IPO配分方法を確認する。
- 楽天:ゼロコースの対象条件と、使う端末での操作を比較する。
- 松井:一日信用の期限・費用と注文方法を確認する。
- マネックス・moomoo:対象市場、情報機能、注文条件、為替費用を同じ基準で比べる。
結局は、1社で全部やろうとしないのが一番ラク。 用途で分けて、それぞれの強みだけ使う。 SBIの強みは「投信の品揃え」と「IPO」。そこに絞れば、かなり良い。
まとめ:投資信託メインなら選択肢に入る
SBI証券を選ぶかは、希望する商品、手数料の対象条件、操作性、信頼に関する自分の基準で判断する。
- ゼロ革命は条件付きの国内株式売買手数料無料化。諸費用と対象外注文は別。
- IPOの取扱数と、自分の当選確率は別。
- 投資信託は購入予定の商品・積立条件・費用を確認する。
- 行政処分は2024年の対象業務と期間を正確に確認する。
- 認証や通知の設定は利用者側でも確認する。
筆者は、行政処分をきっかけにメインから外した。 でも、投信用のサブ口座としては今も現役で使ってる。
投資信託の積立をメインに考えるなら、SBI証券は有力な選択肢。 日本株のトレードをメインに考えるなら、楽天証券も検討してみてほしい。
▶︎ 楽天証券の正直レビュー|メイン口座として選んだ理由と使用感
複数の口座を使い分けることで、それぞれの強みを活かせる。 迷ったら、まず1社開設して、必要に応じて増やしていく。それでいい。
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- 楽天証券の正直レビュー|メイン口座として選んだ理由と使用感
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- マネックス証券のレビュー|ドコモ経済圏なら検討の価値あり
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確認に使った一次資料
制度・仕様の確認日:2026年9月28日。各資料の適用条件と、本文中の筆者の経験・仮定例は分けて記載しています。

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