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銘柄スクリーニングの実践テクニック|4000銘柄から勝てる候補を見つける方法

日本株は、約4000銘柄ある。

この中から、トレード対象をどうやって選ぶか。

ぼくも以前は「なんとなく上がりそう」「ニュースで話題だから」みたいな理由で選んでいた。
それが間違いだとは言わない。
でも、再現性がなかった。
今日はこの銘柄、明日はあの銘柄ルールがないから、振り返りもできない。

スクリーニング条件を明確にしてから、変わった。
毎回同じ基準で選べるから、「なぜ勝てたか」「なぜ負けたか」がわかるようになった。

この記事では、ぼくが実際に使っているスクリーニング条件と、50銘柄以上から10銘柄に絞り込む方法を書く。

目次

なぜスクリーニングが必要か

4000銘柄を全部チェックするのは不可能。
1銘柄1分でも67時間かかる。

スクリーニングを使えば、条件に合った銘柄だけを抽出できる。
ぼくの場合、まず50銘柄以上に絞って、そこから10銘柄くらいに分散投資する。

なぜ50銘柄以上が必要かというと、分散させたいから。
1銘柄に集中投資すると、外れたときのダメージが大きい。
10銘柄に分散するためには、候補として50銘柄以上ないと選びようがない。

あと、スクリーニング条件を決めておくと、感情的な判断を防げる。
「この銘柄、なんか上がりそう」みたいな曖昧な理由で買うことが減った。

「避けたい銘柄」から考える

スクリーニングの考え方は、「買いたい銘柄を探す」のではなく、「避けたい銘柄を除外する」。

なぜかというと、「買いたい銘柄」の条件は相場によって変わるから。
上昇相場なら勢いのある銘柄、下降相場なら下げ止まりそうな銘柄柔軟に変える必要がある。

一方、「避けたい銘柄」の条件は、どんな相場でも変わらない。
流動性が低い銘柄、時価総額が小さすぎる銘柄、急騰後の銘柄これらは常に避けるべき。

まず「避けたい銘柄」を除外して、残った銘柄の中からトレード候補を探す。この順序が大事。

ぼくのスクリーニング条件

ここからは、ぼくが実際に使っている条件を書く。

出来高:3億円以上

これは流動性を確保するため。
出来高が少ない銘柄は、売りたいときに売れない、買いたいときに買えない。
スイングトレードで「損切りしたいのに指値が通らない」は最悪。
3億円以上あれば、だいたい問題ない。

時価総額:500億円以上

これは仕手株を避けるため。
時価総額が小さい銘柄は、少額の資金で株価が動きやすく、仕手化するリスクがある。
500億円以上あれば、ある程度の安定性が期待できる。

ただし、絶対的な基準ではない。
新興市場のグロース株とか、時価総額が小さくてもトレード対象にすることはある。
あくまで「基本的な除外条件」。

値動き:1%以上

前日比で1%以上の値動きがある銘柄。
値動きが小さい銘柄は、利益を出しにくい。
スイングトレードで数日〜数週間持つなら、ある程度のボラティリティがほしい。

テクニカル条件

上の3つをクリアした銘柄に対して、テクニカル条件を追加する。
移動平均線(25日線より上)、RSI3070)、MACDなど。
これで50銘柄以上に絞り込む。

セクターは時期によって変える

スクリーニングで出てくる銘柄のセクターは、時期によって変わる。

ある時期は金融セクターが多かったり、別の時期は生産財製造が多かったり。
相場の流れによって、強いセクターは変わる。

ぼくは特定のセクターに固執しない。
スクリーニング条件をクリアした銘柄の中から、その時々で強いセクターを選ぶようにしている。

50銘柄から10銘柄への絞り込み

スクリーニングで50銘柄以上に絞り込んだら、次は最終候補を決める。

まず、チャート形状を確認する。
トレンドの方向、サポート・レジスタンスの位置、移動平均線との関係。
これで2030銘柄に絞る。

次に、TPO(価格帯ごとの滞在時間)とPVP(出来高が集中した価格帯)を見る。
「どこに人が集まったか」の大局観を掴む。
現在の株価がPVPより上なら強気、下なら弱気。

最後に、ボリュームフットプリントで買い手と売り手の攻防を確認する。
買い手が優勢な価格帯で株価が反発していれば、エントリー候補。

ここまでやって、最終的に10銘柄くらいに絞る。
この10銘柄に分散投資する。

条件は定期的に見直す

スクリーニング条件は、一度決めたら終わりじゃない。

ぼくは定期的に見直して、改善できるところは改善している。
「この条件、本当に必要か?」「もっと絞り込んだ方がいいか?」試行錯誤の繰り返し。

「完璧なスクリーニング条件」なんて存在しないと思う。
相場は変わるし、自分のトレードスタイルも変わる。
条件も一緒に進化させていくしかない。

まとめ

銘柄スクリーニングは、「買いたい銘柄を探す」のではなく、「避けたい銘柄を除外する」ことから始まる。

ぼくの条件は、出来高3億円以上、時価総額500億円以上、値動き1%以上。
これで50銘柄以上に絞り込んで、チャート分析を経て10銘柄に分散投資する。

セクターは時期によって変わる。
金融が強いときもあれば、生産財製造が強いときもある。
固執せず、その時々で強いセクターを選ぶ。

条件は定期的に見直す。
「完璧な条件」なんてないから。

まずは自分のトレードスタイルに合った条件を作ってみる。
そして、機械的に守る。
振り返って、改善する。

この繰り返しが、たぶん、一番大事。

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この記事を書いた人

投資歴10年。様々なインジケーターや分析サイトを駆使し市場と向き合ってきた

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