株式市場は、経済指標の発表で動くことがある。
雇用統計、消費者物価指数、金融政策の発表。
こうしたイベントの前後で、相場の雰囲気が変わることがある。
経済指標を深く分析する必要はない。
ただ、いつ何が発表されるか、カレンダーを把握しておくだけで、相場の動きが理解しやすくなる。
主な経済指標
市場が注目する経済指標はいくつかある。
代表的なものを挙げておく。
米国雇用統計はBLSの公式予定表で日付を確認します。「必ず第1金曜日」ではなく、2026年にも第2金曜日や木曜日などの例があります。通常の公表は米東部8:30で、日本時間は夏時間21:30・標準時間22:30です。
消費者物価指数(CPI)
インフレ率を示す指標。
物価が上がりすぎると金利引き上げの観測が強まり、株式市場に影響する。
FOMC
米国の金融政策を決める会合。
利上げ・利下げの決定や、今後の方針が示される。
発表後に相場が大きく動くことがある。
日銀金融政策決定会合は政策金利や方針を決定します。結果は会合終了後に公表され、固定時刻ではありません。
GDP
国内総生産。
経済成長率を示す。
四半期ごとに発表される。
カレンダーを把握しておく
これらの指標がいつ発表されるか、カレンダーで把握しておくといい。
まずBLSや日銀など発表元の予定表を確認し、対象月・発表日・現地タイムゾーン・日本時間を記録します。直前に変更がないか再確認します。
「なんで今日こんなに動いてるんだ」と思ったときに、経済指標の発表があったと後から気づく——そういう経験がある人は、カレンダーを見る習慣をつけるといいと思う。
ポジションをどうするか
経済指標の発表前に、ポジションを軽くするかどうか。
これは人によって考え方が違う。
筆者は、経済指標でポジションを変更することはほとんどない。
筆者はイベントをまたぐことがありますが、経済指標の影響が決算より必ず小さいという比較実証を示した方針ではありません。
決算では実績だけでなく会社予想や市場の期待との差が関係します。好決算なら必ず上昇するとは限りません。
経済指標は金利や為替を介して個別銘柄へ大きく影響する場合もあります。間接的だから損失が小さい、とは判断しません。
だから、経済指標を跨ぐことは、決算を跨ぐほどは気にしていない。
決算との違い
決算は、その銘柄の業績が直接開示される。
良くても悪くても、株価に直結する。
持っている銘柄が決算を発表するなら、それは自分に直接関係するイベントだ。
経済指標は、市場全体の環境を動かす。
自分が持っている銘柄に関係あるかもしれないし、ないかもしれない。
影響があっても、間接的なことが多い。
この違いを理解しておくと、どこで慎重になるべきかが見えてくる。
発表後の動きを見る
経済指標の発表後、相場がどう反応したかを見ることは意味がある。
予想との差と価格反応を別々に残します。上がった・下がったという結果だけで「織り込み済み」等の原因を確定しません。
発表直後に飛び乗る必要はない。
ただ、発表後の動きを観察して、今の相場がどういう状態かを感じ取る。
それだけでも価値がある。
経済指標カレンダーは、相場の天気予報のようなものだ。
毎日細かく分析する必要はない。
でも、今週何があるかを把握しておくだけで、相場との付き合い方が変わってくる。
確認に使った一次資料
制度・仕様の確認日:2026年9月28日。各資料の適用条件と、本文中の筆者の経験・仮定例は分けて記載しています。

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