分割エントリーと分割利確|平均取得単価と予定損失を再計算する

1,000円で100株、1,100円で100株を買うと、費用を除く平均取得単価は1,050円になる計算例。

分割は便利。
でも、やり方を間違えると「負けを引き延ばす儀式」になる。

平均取得単価をコントロールしつつ、損切り位置を崩さない。
そのためのルールを作る。

目次

分割エントリーの目的:精度じゃなく“リスク”

分割の目的は、一度に予定数量を建てず、追加条件を管理すること。最終的な総数量と価格によっては、一括より損失が大きくなる。

  • いきなり全力で入らない
  • 予定の場所で、予定の比率で増やす
  • 想定が崩れたら、増やさない

分割は、感情ではなく“設計図”でやる。

設計の基本:損切り位置を先に固定する

順番が大事。

  • 損切り価格を決める。
  • 1株当たりの値幅と、全数量を掛けた予定損失金額を分ける。
  • 追加後の平均価格・総数量でリスクを再計算し、許容額を超える追加は行わない。

この順番を守ると、分割がナンピンになりにくい。

分割利確:勝ちを“逃がさず残す”

分割利確は、一部の結果を確定する一方、上昇が続いた場合の利益も減らす。心理面の好みと、費用を含む損益効果を分けて評価する。

  • 1R:最低限の回収
  • 次のレジ帯:部分利確
  • 残り:トレール or 撤退条件で追う

全部を天井で売る必要はない。
“平均で勝つ”のがトレード。

注意点:追加は「良くなった時だけ」

追加条件を価格・時点・数量で定義する。「良く見える」だけでは増やさない。

  • ブレイクが定着した
  • リテスト成功した
  • 出来高が伴った

逆に、含み損で追加するのは、ルールを破壊しやすい。
追加は、ご褒美。罰じゃない。

次に読む

追加後のリスクを計算する

仮に1,000円で100株を買い、損切り980円なら予定損失は2,000円。その後1,020円で100株を追加すると平均取得価格は1,010円、総数量200株。同じ980円ストップでも予定損失は6,000円になる。

初回の2,000円だけを見て追加してはいけない。利確後は残数量と出口を再計算する。100株単位の取引で100株しか持たない場合、同じ取引方法では半分の50株を売れない点も確認する。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

投資歴約10年。様々なインジケーターや分析サイトを駆使し市場と向き合ってきた

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次