分割は便利。
でも、やり方を間違えると「負けを引き延ばす儀式」になる。
平均取得単価をコントロールしつつ、損切り位置を崩さない。
そのためのルールを作る。
目次
分割エントリーの目的:精度じゃなく“リスク”
分割の目的は、一度に予定数量を建てず、追加条件を管理すること。最終的な総数量と価格によっては、一括より損失が大きくなる。
- いきなり全力で入らない
- 予定の場所で、予定の比率で増やす
- 想定が崩れたら、増やさない
分割は、感情ではなく“設計図”でやる。
設計の基本:損切り位置を先に固定する
順番が大事。
- 損切り価格を決める。
- 1株当たりの値幅と、全数量を掛けた予定損失金額を分ける。
- 追加後の平均価格・総数量でリスクを再計算し、許容額を超える追加は行わない。
この順番を守ると、分割がナンピンになりにくい。
分割利確:勝ちを“逃がさず残す”
分割利確は、一部の結果を確定する一方、上昇が続いた場合の利益も減らす。心理面の好みと、費用を含む損益効果を分けて評価する。
- 1R:最低限の回収
- 次のレジ帯:部分利確
- 残り:トレール or 撤退条件で追う
全部を天井で売る必要はない。
“平均で勝つ”のがトレード。
注意点:追加は「良くなった時だけ」
追加条件を価格・時点・数量で定義する。「良く見える」だけでは増やさない。
- ブレイクが定着した
- リテスト成功した
- 出来高が伴った
逆に、含み損で追加するのは、ルールを破壊しやすい。
追加は、ご褒美。罰じゃない。
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追加後のリスクを計算する
仮に1,000円で100株を買い、損切り980円なら予定損失は2,000円。その後1,020円で100株を追加すると平均取得価格は1,010円、総数量200株。同じ980円ストップでも予定損失は6,000円になる。
初回の2,000円だけを見て追加してはいけない。利確後は残数量と出口を再計算する。100株単位の取引で100株しか持たない場合、同じ取引方法では半分の50株を売れない点も確認する。

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