トレーリングストップの作り方|更新価格と残数量を決める

利確は、損切りよりむずい。
伸びたら嬉しいのに、戻ったら怖くなるから。

トレーリングストップは、価格が有利に動いたときに出口を更新するルール。利益を伸ばす機会と、戻りで決済される不利益を比較して設計する。

目次

部分利確を組み合わせるか先に決める

部分利確は一案。全部を保有し続ける方式より利益が小さくなる場合もある。売買単位と費用を確認して採否を決める。

  • 1Rで半分
  • 2Rでさらに一部
  • 残りをトレールで伸ばす

先に利益を確定しても、残る建玉には損失リスクがある。「無料」とは考えず、残数量の損失を計算する。

パターン① 固定幅:シンプルだが相場に合わないことも

固定幅は計算が簡単。ただし過去に変動が安定していても、今後同じ幅で推移するとは限らない。

  • ボラが上がる→幅が足りず狩られる
  • ボラが下がる→幅が広すぎて利が消える

短期より、ボラが安定した銘柄向き。

パターン② ATRトレール:相場の呼吸に合わせる

ATRを使うと、値幅に合わせて撤退幅を変えられる。

例:

  • 2ATR下にストップ
  • 高値更新ごとにストップを切り上げる

ATRは過去の値幅の尺度で、ストップに掛かる回数や勝率を保証しない。幅を広げる場合は、許容する損失から数量を計算し直す。

パターン③ チャネル/サポレジ:構造で追う

チャネル下限、または次のサポ帯までストップを上げる方法。
相場の構造で追うから、納得感がある。

  • 上昇チャネルの下限割れで撤退
  • 直近押し目(HL)割れで撤退

ダウ理論と相性がいい。

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数値例:買い建玉のストップは下げない

仮に1,000円で100株を買い、ATR20円の2倍を使うと初期ストップは960円。高値が1,040円になりATRが20円なら候補は1,000円へ上がる。次にATRが30円へ増えて候補が980円になっても、切上げ方式では既存の1,000円を維持する。

この例の初期予定損失は4,000円(費用別)。1,000円での発動後に990円でしか売れなければ、約定損益は−1,000円となる。発動価格と約定価格を同一視しない。

確認に使った一次資料

制度・仕様の確認日:2026年9月28日。各資料の適用条件と、本文中の筆者の経験・仮定例は分けて記載しています。

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この記事を書いた人

投資歴約10年。様々なインジケーターや分析サイトを駆使し市場と向き合ってきた

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