SBI証券は、ネット証券で口座数トップの最大手。 商品も多い。手数料も安い。
──で、筆者はメインから外した。
理由はひとつ。行政処分。
この記事では、SBI証券を”実際に使ってきた人間”の目線で、良いところも悪いところも正直に書く。 褒めるところは褒める。刺すところは刺す。
【この記事でわかること】
- なぜメインに選んだか
- なぜメインから外したか
- 今はどう使っているか
- メリット・デメリット
- どういう人に向いているか
結論:投信サブなら強い。メインにするかは”信頼”次第
先に結論を置く。
SBIが刺さる人
- 投資信託の積立をメインに考えてる
- 取扱商品の幅広さを重視する
- IPOを狙いたい(当選確率が他社より高い)
SBIが刺さらない人
- 行政処分の過去が気になる(筆者はこれ)
- UIの使いやすさを最優先にしたい
- 日本株デイトレで”速さ”が欲しい
SBIは、万能型の証券会社。 でも万能だからこそ、”これじゃなきゃダメ”が見えにくい。 使い分けの中で”役割を決める”と活きる。
メイン口座として選んだ理由
正直、最初は深く考えてなかった。
ネット証券の最大手だから
初めて証券口座を開設するとき、「最大手を選べば安心」っていう判断。 口座数が多い=多くの人が選んでる。それだけで安心材料になった。
手数料が最安値クラスだったから
当時、SBI証券の手数料は業界最安クラス。 取引頻度が高いスイングトレーダーにとって、手数料は地味に効く。 ここは外せなかった。
メインから外した理由──行政処分
ここがこの記事の核心。
SBI証券は、金融庁から業務改善命令を受けた。
内容は、取引所における上場金融商品の相場を変動させるような作為的な取引に関与していた、というもの。 簡単に言うと、相場操縦的行為(作為的相場形成)。
この処分により、IPOの引受業務が一時停止された。
なぜこれが”決定打”になったか
トレーダーにとって、証券会社は「自分のお金を預ける場所」。 相場の公正さを守る側にいるべき証券会社が、その公正さを歪めていた。
最大手だからこそ、コンプライアンスには厳格であってほしい。 他の小さな証券会社がやったのとは、意味が違う。 影響力がでかいぶん、責任も重い。
筆者は、この件をきっかけにメイン口座を楽天証券に移した。
▶︎ 楽天証券の正直レビュー|メイン口座として選んだ理由と使用感
もちろん、SBI証券がその後改善に取り組んでいるのは承知してる。 でも「一度揺らいだ信頼」が簡単に戻るかというと、正直まだ微妙なところ。 これは筆者の個人的な判断基準であって、万人に共通するものじゃない。
今の使い方:投資信託専用のサブ口座
現在、SBI証券はサブ口座として残してる。
メイン口座は楽天証券。日本株のトレードはそっちでやる。 SBI証券の役割は、投資信託の積立。
なぜ投信はSBIに残したか
理由はシンプルで、投資信託の取扱本数が業界トップクラスだから。
他の証券会社では扱ってないファンドが、SBIなら見つかることがある。 NISA対象商品も豊富で、長期の積立には向いてる。
筆者は複数の証券口座を目的別に使い分けてる。 楽天=日本株トレード。SBI=投信積立。 こうすると、それぞれの強みだけ使える。
▶︎ SBI証券 vs 楽天証券|手数料・ツール・IPOでの選び方
SBI証券のメリット
ここからは、フラットに評価する。
手数料が安い
「ゼロコース」で、国内株式の取引手数料が無料。 楽天証券と並んで業界最安。ここは文句なし。
IPOの取扱数が多い
IPOの取扱数は業界トップクラス。 筆者は当選したことがないけど、当選確率は他社より高いと言われてる。
IPOを本気で狙うなら、SBI証券の口座は持っておくべき。 “持ってるだけ”でも、抽選に参加する権利があるのは大きい。
投資信託の取扱本数が多い
先述の通り、投信のラインナップは業界トップクラス。 NISA対象商品も豊富。長期投資を考える人には、ここが一番の魅力になる。
セキュリティが強固
二段階認証など、セキュリティ対策がしっかりしてる。 最大手ならではの安心感。お金を預ける場所として、ここは重要。
SBI証券のデメリット
一方、気になる点もある。
UIが古くて使いにくい(改善中)
以前は、UIが正直しんどかった。 画面が見づらく、操作に迷うことがあった。
ただし、最近はUIが刷新されてきてる。 以前より見やすくなったのは事実。ここは改善が進んでると言っていい。
それでも楽天証券のUIと比べると、まだ差はあると感じる。 毎日触るものだから、この”微妙な差”が積み重なる。
行政処分の過去
これは何度でも言う。 最大手だからこそ、コンプライアンスには厳格であってほしい。
「過去のことだし、もう改善した」って思える人は、メイン口座にしても問題ない。 ただ、筆者のように「一度揺らいだ信頼は簡単に戻らない」って考える人には、引っかかるポイントになる。
他社と比べたSBIの立ち位置
雑にまとめると、こうなる。
- SBI:商品の幅広さとIPOが強い。万能型。投信に最適。
- 楽天:UIが良い。iSPEEDの使い勝手。楽天経済圏ならさらに◎。
- 松井:一日信用でデイトレに特化。尖ってるぶんルール前提。
- マネックス:情報系と分析が強い。ドコモ経済圏なら検討の価値あり。
- moomoo:米国株と情報量なら大手より強い。
結局は、1社で全部やろうとしないのが一番ラク。 用途で分けて、それぞれの強みだけ使う。 SBIの強みは「投信の品揃え」と「IPO」。そこに絞れば、かなり良い。
まとめ:投資信託メインなら選択肢に入る
SBI証券は、ネット証券の最大手であり、多くのメリットがある。
- 手数料は業界最安値クラス(ゼロコースで無料)
- IPOの取扱数が多い
- 投資信託の取扱本数が業界トップクラス
- セキュリティが強固
- UIは改善中(まだ楽天との差は感じる)
- 行政処分の過去がある
筆者は、行政処分をきっかけにメインから外した。 でも、投信用のサブ口座としては今も現役で使ってる。
投資信託の積立をメインに考えるなら、SBI証券は有力な選択肢。 日本株のトレードをメインに考えるなら、楽天証券も検討してみてほしい。
▶︎ 楽天証券の正直レビュー|メイン口座として選んだ理由と使用感
複数の口座を使い分けることで、それぞれの強みを活かせる。 迷ったら、まず1社開設して、必要に応じて増やしていく。それでいい。

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