有報は、厚い。
全部読むほど、迷う。
だから 3箇所だけ。
見る場所と順番を固定して、5分で“銘柄メモ”を作る。
目次
読む前の準備:開く場所は3つ
最初から「ここだけ行く」と決める。
- セグメント情報(事業別の売上/利益)
- キャッシュフロー計算書(営業/投資/財務)
- 事業等のリスク / ガバナンス
① 稼ぐ力:セグメントと利益率
見るのはこの2点。
- どの事業が 利益の中心か(エンジンはどれ?)
- 利益率は 上向き/下向きか(“流れ”を掴む)
「伸びてる事業」と「しぼんでる事業」を分けるだけで、銘柄の輪郭が出る。
② キャッシュ:CFで現金の強さ
利益より先に、現金の呼吸を見る。
- 営業CF:本業で現金を増やせてる?(安定してプラス?)
- 投資CF:何に使ってる?(成長投資か、穴埋めか)
- 財務CF:借金で延命してない?(増やしすぎてない?)
③ リスク/ガバナンス:最悪ケースの想定
怖がるためじゃない。
想定して、握り方を決めるため。
- 依存(特定顧客/商品/地域)や、規制・訴訟・為替などの地雷
- 意思決定のクセ(役員/大株主構成の特徴)
「起きたら利益率が崩れるやつ」だけ拾えば十分。
3行メモ(テンプレ)
読んだら、長文にしない。
3行だけ残して終わり。
- 稼ぐ力:____(何で稼ぐ/利益率は上向きor下向き)
- キャッシュ:____(営業CFの安定/投資の中身/財務の無理)
- リスク:____(最大の地雷と、回避/軽量化の方針)
実戦:チャートと繋げる(何を買う→いつ買う)
前半は「何を買うか(銘柄選定)」。
ここからは「いつ買うか(タイミング)」。
有報は売買サインじゃない。
でも、“触る/触らない”と“握り方”は決められる。
有報メモ → チャート判断への落とし方
- 稼ぐ力が強い:押し目で拾われやすい(戻りが作られやすい)
- キャッシュが弱い:飛んでも戻りやすい(利確/撤退を早める)
- リスクが大きい:ポジを軽くする/跨がない/逃げ道を広めに
トレード前のチェックリスト(小さな確認)
- 3行メモが書ける?(書けないなら触らない)
- いまはトレンド?レンジ?(迷うならサイズ落とす)
- サポレジで「入る場所」を説明できる?
- 逃げ道(損切り)を先に置いた?
- 決算/開示でギャップがあり得る?(持ち越し判断)
よくあるミス(有報編)
- 売上だけ見て満足して、利益率の推移を見ない
- 利益だけ見て満足して、営業CFを見ない
- リスク章を読み飛ばして、後から地雷で死ぬ
- 読んだのにメモが残らず、次に活かせない
まとめ
- 有報は 3箇所だけでいい(稼ぐ力・キャッシュ・リスク/ガバナンス)
- 読んだら 3行メモに落として終わり
- 有報は「何を買うか」、チャートは「いつ買うか」
——混ぜずに繋げると迷いが減る - 淡々と、が一番強い。

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