トレードで勝ち続けている人なんて、いない。
少なくとも、ぼくは見たことがない。
SNSで「今月プラス!」って書いてる人も、見せてないだけで負けてる月がある。
そう思わないとやってられない。
ぼく自身、何度も失敗してきた。
今年も失敗した。
決算前の期待で高値掴み、損切りが続いて心が折れそうになる…。
今思えば「なんであんなことを」って思う。
でも、その時は本気でやってた。
この記事では、ぼくが実際にやらかした2つの失敗を書く。
華やかな成功談じゃない。
泥臭い、恥ずかしい失敗談。
でも、この失敗があるから、少しずつマシになってきた…と思いたい。
失敗1:決算期待で高値掴み
今年の話。
ある産業サービス系の銘柄が、決算発表の前から上昇していた。
出来高も増えていて、「何か期待されてる」雰囲気があった。
「これだけ上がってるってことは、いい決算が出るんだろう」──そう思って、エントリーした。
でも、決算が発表されると、株価は下がった。
決算内容自体は悪くなかった。
でも「期待されていたほどではなかった」という理由で売られた。
いわゆる「材料出尽くし」ってやつ。
結局、高値で掴んで、損切り。
損失は約20万円。
きつかった。
なぜ失敗したのか
今振り返ると、原因は明確。
「決算前の上昇=いい決算が出る」という思い込み。
実際には、決算前の上昇は「期待」で買われているだけ。
決算内容が良くても「期待以上」でなければ売られる。
決算前に急上昇している銘柄は、すでに期待が織り込まれている。
だから、決算発表後は「材料出尽くし」で売られることが多い。
それをわかっていたはずなのに、やってしまった。
ここから学んだこと
この失敗から、以下のルールを改めて徹底することにした。
・決算前に急上昇している銘柄は避ける
・決算直前のエントリーは控える。
どうしてもやるならポジションを小さく
・過去の決算時の値動きを確認する
決算は「期待ゲーム」
内容が良くても、期待以上じゃなければ売られる。
頭ではわかってたのに、やってしまった。
同じ失敗は、もうしたくない。
失敗2:損切りが続いて、心が折れそうになる
損切りができない、って話じゃない。
ぼくは損切りルールを決めていて、そのルールに従って切っている。
でも、それでも「つらい」。
何度も上がったタイミングで買って、下がって、損切りして…この繰り返しが続くと、まじで心が折れそうになる。
5連敗したことがある。
全部ルール通りに損切りした。
でも、その「ルール通り」が逆にきつかった。
「正しいことをしているのに負ける」っていうのは、メンタルにくる。
「また負けた」「なんでいつも高値で買ってしまうんだろう」「自分には才能がないんじゃないか」──そんなことばかり考えていた。
なぜ失敗したのか
損切り自体は失敗じゃない。
むしろ、損切りができることは正しいこと。
問題は、なぜ損切りが続くのか、ということだった。
振り返ってみると、エントリーの根拠が曖昧だった。
「なんとなく上がりそう」「チャートの形が良さそう」──そんな理由でエントリーしていた。
明確な根拠がないから、少し下がっただけで不安になり、損切りラインに引っかかる。
そして、損切り後に上がることもあり、「なんで持ってなかったんだ」と後悔する。
この悪循環。
ここから学んだこと
・エントリー前に根拠を明確にする。移動平均線、RSI、出来高──条件が揃っていないときは入らない
・損切りは「失敗」じゃなくて「コスト」
大きな損失を防ぐための必要経費
・連敗したら、その日はトレードを止める。
感情的になってるときは、何をやっても裏目に出る
損切りは、できて当たり前。
大事なのは、「なぜ損切りが必要だったのか」を振り返ること。
まとめ:失敗は成長のチャンス…と思いたい
2つの失敗を書いた。
どちらも恥ずかしい。
特に1つ目は今年の話だから、まだ傷が癒えてない。
でも、この失敗がなかったら、ルールを見直すこともなかった。
ぼくが今守っているルール:
・決算前に急上昇している銘柄は買わない
・エントリー前に根拠を確認する。
曖昧なら入らない
・損切りラインは必ず設定する
・連敗したら、その日は終わり
全部、失敗から生まれたルール。
失敗は恥ずかしいことじゃない。
失敗から学ばないことが、本当の失敗。
──と、自分に言い聞かせている。

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