moomoo証券は、比較的新しいネット証券です。
前身はひびき証券で、親会社はFutu Holdings Limited。
アプリの情報量の多さと、米国株に強いことで知られています。
筆者も口座を持っていて、これは実際に使っています。
松井証券やマネックス証券のレビューでは「特徴が薄い」「大手に勝てない」という話をしましたが、moomooは違います。
明確な強みがある証券会社です。


アプリの情報量がすごい
moomoo証券の一番の特徴は、アプリの情報量です。
初めて開いたとき、正直びっくりしました。
こんなに情報が詰まっているのか、と。
ファンダメンタル面では、企業の財務情報や業績推移、アナリストの評価などが見やすくまとまっている。
マネックスの銘柄スカウターも良いツールですが、moomooはそれに匹敵するか、場合によっては上回る情報量があります。
テクニカル面でも、AIを活用した分析機能がある。
チャートパターンの自動認識とか、テクニカル指標の解説とか。
初心者がテクニカル分析を学ぶ入り口としても使えます。
無料でこれだけの情報が見られるのは、かなりお得だと思います。
moomoo証券米国株に強い
moomoo証券のもう一つの強みは、米国株です。
取扱銘柄数が多いし、取引時間も長い。
24時間取引に対応しているので、日本時間の昼間でも米国株を売買できます。
手数料も安い。米国株をメインでやるなら、楽天やSBIよりmoomooの方が有利な場面が多いと思います。
筆者は日本株がメインですが、米国株に興味がある人には、moomooは第一候補になり得る証券会社です。
大手より強い、と言っていい分野だと思います。
日本株は発展途上
一方で、日本株に関しては、まだ発展途上という印象です。
取扱商品や機能面で、楽天やSBIと比べると物足りない部分がある。
日本株だけをやるなら、わざわざmoomooを選ぶ理由は薄いかもしれません。
ただ、アプリの情報量は日本株を見るときにも役立ちます。
他の証券会社で取引しながら、情報収集はmoomooのアプリを使う、という使い方もあり。
筆者も、そういう使い方をしています。
取引は楽天、情報収集はmoomoo、みたいな感じ。
新興ならではの不安
moomoo証券は歴史が浅いので、老舗と比べると不安に感じる人もいるかもしれません。
ただ、金融庁に登録されている正規の証券会社ですし、分別管理もされています。
制度上の安全性は、他の証券会社と変わりません。
とはいえ、「長年使われてきた安心感」という意味では、楽天やSBIに分がある。
このあたりは、個人の考え方次第です。
どういう人に向いているか
moomoo証券が向いているのは、まず米国株をやりたい人。
これは明確にmoomooが強い分野です。
あと、情報収集を重視する人。
アプリの情報量は本当にすごいので、ファンダメンタルもテクニカルも、しっかり分析したい人には向いています。
逆に、日本株だけをシンプルにやりたい人は、無理にmoomooを選ばなくてもいいと思います。
楽天やSBIで十分。
松井証券やマネックス証券は「悪くはないけど特徴が薄い」という評価になりましたが、moomooは違います。
米国株とアプリの情報量、この2つは大手と比べても引けを取らない。
むしろ勝っている部分もある。
新興の証券会社だからと敬遠するのはもったいない。
少なくとも、アプリをダウンロードして情報収集に使うだけでも、価値はあると思います。

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