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松井証券のレビュー|悪くはないが特徴も薄い

松井証券は、ネット証券の老舗です。

1998年に日本で初めて本格的なインターネット取引を開始した証券会社で、歴史は長い。
名前を聞いたことがある人も多いと思います。

筆者も、以前は口座を持っていて使っていた時期がありました。

結論から言うと、今は使っていません。

悪い証券会社ではないんです。
ただ、楽天証券やSBI証券と比較したときに、「松井じゃないとダメ」という理由が見つからなかった。
それが正直なところです。


目次

良かった点

松井証券を使っていて良いと思った点はあります。

まず、ビジュアル決算。
決算情報がグラフや図で視覚的に表示されていて、数字の羅列を読むより直感的にわかりやすい。
決算を確認するときに便利でした。

あと、ミンカブとの連携。
株探やみんかぶの情報が証券口座の中で見られるようになっていて、情報収集の動線がスムーズ。
いちいち別のサイトを開かなくても、ある程度の情報はまとまっている。

UIも、見やすく整理されている印象でした。
ごちゃごちゃしていなくて、初心者でも迷いにくいと思います。


松井証券の日本株取引~手数料0円から~

特徴がなかった

じゃあなぜ使わなくなったかというと、「これ」という特徴がなかったからです。

手数料は、昔は「1日50万円まで無料」というのが強みだった時期もありました。
でも今は、楽天証券もSBI証券も似たような手数料体系になっていて、松井だけの優位性ではなくなっています。

取扱商品も、特別多いわけではない。
外国株をやりたいならSBIや楽天の方が充実しているし、投資信託のラインナップも大差ない。

ツールやアプリも、悪くはないけど、楽天のiSPEEDやSBIのアプリと比べて「松井の方が明らかに良い」とは感じなかった。

つまり、どの面を見ても「悪くはないけど、特別良くもない」という印象なんです。


楽天やSBIとの比較

筆者は楽天証券をメインに、SBI証券を投資信託用に使っています。

楽天証券は、UIが良くて情報量も多い。
iSPEEDは使いやすいし、楽天経済圏を使っている人ならポイント連携のメリットもある。

SBI証券は、取扱商品が豊富で、外国株や投資信託に強い。
手数料も業界最安水準。

この2つがあると、正直、松井証券の出番がありません。

松井証券にしかない機能とか、松井証券でしか買えない商品とか、そういう差別化要素があれば話は別ですが、現状ではそれが見当たらない。


松井証券の日本株取引~手数料0円から~

どういう人に向いているか

とはいえ、松井証券が合う人もいると思います。

老舗の安心感を重視する人。
UIがシンプルな方が好きな人。
ビジュアル決算のような情報の見せ方が気に入った人。

あと、すでに松井証券を使っていて特に不満がない人は、わざわざ乗り換える必要もないと思います。
証券口座の引っ越しは面倒ですし、使い慣れた環境にも価値がある。

ただ、これから新しく口座を開設する人が、最初の1社として松井証券を選ぶ理由があるかというと、正直微妙です。まず楽天かSBIを開設して、必要があれば松井を追加する、くらいの順番でいいんじゃないかと思います。


今後に期待

松井証券は老舗だし、資本力もあります。

ビジュアル決算やミンカブ連携のように、情報の見せ方を工夫する姿勢は感じる。
今後、何か独自の強みを打ち出してくる可能性はあります。

筆者も、完全に見限ったわけではありません。
口座自体は残してあるので、何か面白いサービスが出てきたら、また使うかもしれない。

今のところは出番がない、というだけの話です。

松井証券の日本株取引~手数料0円から~
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この記事を書いた人

投資歴10年。様々なインジケーターや分析サイトを駆使し市場と向き合ってきた

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