大和証券は、日本を代表する老舗証券会社の一つだ。
野村證券と並んで、ネット証券が登場する前から存在感を持っていた。
全国に店舗があり、対面でのサポートを受けられる。
信頼性という点では、歴史のある証券会社ならではの安心感がある。
筆者は、ネット証券が普及する前に口座を開設した。
主に国債の購入用として使っていた。
良いところ
対面のサポートがある。
これは大和証券の強みだ。
窓口に行けば、担当者と直接話ができる。
投資の相談をしたい人、ネットの操作が苦手な人にとっては、安心感がある。
老舗としての信頼性もある。
長年の実績があり、経営基盤も安定している。
大手証券会社としての安心感を求める人には向いている。
IPOの取り扱いも多い。
大手証券ならではの強みで、IPO投資に興味がある人には選択肢になる。
微妙なところ
手数料が高い。
これはネット証券と比べると、どうしても差が出る。
ネット証券なら数百円で済む取引が、対面証券では数千円かかることもある。
頻繁に売買する人にとっては、コストが積み重なる。
営業のノルマ。
これは対面証券全般に言えることだが、担当者には販売ノルマがある。
自分に合わない商品を勧められることもある。
投資信託や仕組債など、手数料の高い商品を提案されることがあった。
自分で判断できる人にとっては、営業の電話や提案が煩わしく感じることもある。
今の使い方
正直に言うと、今はほとんど使っていない。
メインの取引はネット証券に移行した。
手数料の差が大きすぎる。
国債の購入も、ネット証券で十分できる。
口座自体は残しているが、積極的に使う理由がなくなった。
向いている人、向いていない人
大和証券が向いているのは、対面でのサポートを重視する人だと思う。
投資の相談を直接したい。
ネットの操作に不安がある。
大手証券の安心感が欲しい。
そういう人には、選択肢になる。
逆に、自分で判断できる人、コストを重視する人には向いていない。
ネット証券の方が、手数料も安く、自分のペースで取引できる。
正直な感想
老舗の信頼性は確かにある。
ただ、今の時代にあえて選ぶ理由があるかと聞かれると、難しい。
ネット証券の手数料競争が進んだ今、対面証券の手数料の高さは際立つ。
営業のノルマも、投資家目線で見ると気になる部分だ。
昔からの付き合いで口座を持っている人は多いと思う。
筆者もその一人だ。
ただ、これから新しく口座を開くなら、ネット証券を先に検討した方がいいと思う。
大和証券は、対面証券としての役割を果たしている。
ただ、その役割が自分に必要かどうか——それを考えてから選んでも遅くない。
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