米国株は、勝ち負けの前に削られる。
手数料。為替。画面の迷子。
ここで疲れて、退場する人が多い。
マネックス証券の米国株は、その「摩擦」を減らす設計が多い。
ただし、ひとつだけ要注意。TradeStation系の現行ツールは2026年に大きく変わる予定だ。
この記事では、マネックスの米国株を「使う前提」で、数字と導線でレビューする。
マネックス証券結論:マネックス米国株は「情報×コスト×時間外」を重視する人に刺さる
先に結論。
向いてるのは、こんな人。
- 銘柄選びで負けたくない(スカウターで数字を追いたい)
- NISAで米国株も触る(手数料の設計が分かりやすい)
- 決算シーズンの時間外も見る(プレ/アフターを使う)
向いてないのは、こんな人。
- 「慣れたTradeStation画面が一生続く」と思ってる
→ 2026年に大きく変わる予定なので、ここは割り切りが必要。 - とにかく最安だけで選びたい
→ 価格だけで勝つと、情報と導線で負けることがある。
ざっくりスペック(ここで合う/合わないが決まる)
| 項目 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| 売買手数料(米国株・現物) | 約定代金の0.45%(税込0.495%)/ 最低0$ / 最大20$(税込22$) | 1取引あたり |
| 為替手数料(円→米ドル) | 0円(無料) | 条件は見直しされることがある |
| 為替手数料(米ドル→円) | 1米ドルあたり25銭 | 円に戻すほど効く |
| 新NISA(米国株) | 手数料は実質無料 → リニューアル後は無料化の案内 | 現物のみ |
| 取扱銘柄数 | 5,000超(個別株・ADR・ETF合計) | メジャーはだいたい触れる |
| 取引時間 | 通常 + 時間外(プレ/アフター) | 最大14時間(案内) |
| 情報ツール | 銘柄スカウター米国株 | 10年推移/決算/スクリ |
| 取引ツール | 米国株取引サイト(TradeStation)/ 米国株スマホアプリ | 2026年の全面リニューアルで現行ツールは提供終了予定 |
【最重要】TradeStation終了と2026年リニューアル:これだけ押さえれば混乱しない
ここ、いちばん大事。
マネックスは米国株サービスを全面リニューアル予定で、2026年1月20日(火)現地約定分から新システム開始予定と案内している。
現行システムの最終取引日は2026年1月16日(金)現地約定分(1/19は米国祝日)というスケジュール。
日付が具体的だからこそ、逆に覚え方はこれでいい。
- 「1/20から新画面」
- 「1/16が旧画面ラスト」
- 直前に変更がないかだけ、公式で最終確認
何が終わる?(結論:TradeStation系の“あの画面”は前提が変わる)
リニューアルに伴い、「米国株取引サイト(TradeStation)」は提供終了予定。
つまり、TradeStation系の画面に惚れて口座を作ると、「その画面は将来なくなる」前提になる。
ただし安心材料もある。
- 新画面側に「一覧ビュー」モードが用意される案内がある(見た目の逃げ道)
- 画面上にヘルプアイコンを置いて、導線を分かりやすくする方針
- FAQ(よくある質問)が用意され、内容は随時更新される
「いきなり放り投げ」はされない。
ちゃんと“橋”は作ってある。
代替ツールは?(どこで取引する?)
リニューアル後の中心は、こうなるイメージ。
- PC:MY PAGE内の「米国株」メニューで取引
- スマホ:マネックス証券アプリの米国株メニュー、または米国株アプリ(刷新予定)
注意点もある。
米国株スマホアプリ(TradeStation系のアプリ)は、アップデートしないと使えなくなる案内がある。
一方で、マネックス証券アプリ側は、アップデートで対応し、基本的に特別な手続きは不要。
「移行ガイドある?」→ ある。これで不安は潰せる
公式FAQでは、移行について次のような方針が案内されている。
- リニューアル前後で一部の書面(規程等)が改定され、新しい米国株画面の初回利用時に確認が必要になる
(詳細は事前告知あり) - 米国株の定期買付/配当再投資の設定は引き継がれる案内がある
- 外国株口座の資産(現金など)は新環境に移行される(※円貨は条件があるので必要なら公式で確認)
- リニューアル前の取引の報告書閲覧など、一部は引き続き「外国株管理サイト」側を使う
つまり、やるべきことはシンプル。
- 使っているアプリは、更新できるようにしておく
- 自分が使う注文機能だけ、変更点を確認
- 初回ログイン時の書面確認で詰まらないようにする
コスト:手数料・為替・NISA(ここは数字で判断する)
米国株のコストは、「安い/高い」より「構造」が大事。
売買手数料(現物):上限が見える
米国株(現物)の国内取引手数料は、約定代金の0.45%(税込0.495%)。
最低0米ドル、上限は20米ドル(税込22米ドル)。
上限が見えてるのは、地味に安心。
新NISA:米国株の手数料は“実質0”→“無料化”の流れ
NISA口座での米国株は、現行では取引手数料を全額キャッシュバック(実質無料)という扱い。
さらに、2026年1月のリニューアル(予定)後は、米国株のNISA手数料が全額無料になる案内が出ている。
「NISAで米国株をやる層」にとって、ここは素直に強い。
為替:買付0円、売却(円転)で25銭
地味に効くのが円⇄ドルの交換コスト。
マネックスは、円→米ドル(買付時)の為替手数料が0円(無料)。
一方で、米ドル→円(円転)は1米ドルあたり25銭。
だから設計はこう。
- 買付:円→ドルは気軽(0円)
- 売却:毎回円転するとコストが積もる
→ 必要なときだけ円転、もしくはドルで回す
※為替条件は見直しが入ることがあるので、直前は公式確認が安全。
ついでに:ゼロETF(対象ETFは買付手数料が実質無料)
米国ETF中心の人は、「ゼロETF」も刺さる。
対象のETFは、現物取引の買付手数料がキャッシュバックで実質無料になる。
見落としがちな費用:売却時の現地費用(SEC Feeなど)
売却時のみ、国内手数料とは別に現地取引費用が発生する。
ここはどの証券会社でも避けられないので、「発生するもの」として織り込んでおく。
取扱銘柄数と時間外取引:米国株で勝ちやすい人はここを押さえてる
取扱銘柄数:5,000超(個別株・ADR・ETF)
マネックスは米国株の取扱銘柄数を5,000超(個別株・ADR・ETF合計)として案内している。
メジャーどころは、だいたい触れる。
時間外取引(プレ/アフター):最大14時間が武器になる
米国株は、通常取引だけ見てると「ギャップ」でやられる。
マネックスは、時間外取引(プレ・マーケット/アフター・マーケット)にも対応。
決算の初動を触れるのは、単純に強い。
ただし、時間外はスプレッドが広がりやすい。
薄いところで成行すると、約定価格が大きく乖離するリスクがある。
ここだけは、ルールで守る。
情報ツール:銘柄スカウター米国株(触る銘柄を間違えない)
米国株で負ける人は、「どこで買うか」より先に、
「何を買うか」で負けてることが多い。
マネックスの銘柄スカウター米国株は、ここを殴れる。
スカウターが強い理由:10年×スクリーニング×決算の流れが一本
リニューアル後の新しい米国株アプリでは、銘柄スカウター米国株の機能として
- 10年スクリーニング
- 決算フラッシュ
などが使える案内がある。
つまり「探す→調べる→監視する」が、一本の導線になる。
ぼくの使い方(例):3ステップだけ
1) 10年で「伸びてるか」を見る
売上・利益・EPSの伸びが死んでる銘柄は触らない。
2) 決算で「ズレ」を見る
市場の期待に対して上振れ/下振れ。ここでギャップが出る。
3) 最後にチャートで「触っていい場所か」を決める
良い銘柄でも、場所が悪いと負ける。
スカウターは“銘柄選定”。
エントリーは、別の話。
ここを混ぜない方が、迷子にならない。
口座開設後のチェックリスト:最短で迷わない
口座を作ってから迷う人は、だいたい「導線」が原因。
これだけやれば、迷いが減る。
- 外国株取引口座を開く(米国株の土台)
- 新NISAを使うなら、NISA口座を紐づける
- 入金→円→ドル(買付0円)まで一度通す
- 触る銘柄を10個だけ決めて、スカウターで監視する
- 時間外を触るなら、必ず指値(成行は事故りやすい)
- リニューアル前後は、初回ログインの書面確認で止まらないようにする
まとめ:マネックス米国株は「迷いを減らす設計」が多い。でも、2026の画面変更は前提。
最後にまとめ。
- 取扱5,000超で、メジャー銘柄はだいたい触れる
- NISAの手数料設計が強い(実質無料→無料化の流れ)
- 買付為替0円で、スタート時の摩擦が小さい
- 時間外取引とスカウターで「チャンスの入口」が増える
- ただし、TradeStation系の現行ツールは2026年に終了/刷新予定。ここは割り切り
「ツールが変わるのが不安」なら、逆に今がいい。
移行前提で慣れた方が、あとで楽。

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