マネックス証券は、ネット証券の中堅どころです。
最近はNTTドコモと資本業務提携して、dポイントとの連携を強化しています。
ドコモ経済圏の人には馴染みやすい証券会社かもしれません。
筆者も口座を持っていますが、正直あまり使っていません。
悪い証券会社ではないんです。
単元未満株の取り扱いとか、手数料体系とか、使いやすい部分はある。
ただ、楽天証券やSBI証券と比べると、どうしても見劣りしてしまう。
ドコモとの連携
マネックス証券の最近の動きとして大きいのは、ドコモとの連携です。
dポイントを使って投資ができたり、投資でdポイントが貯まったり。
ドコモの携帯を使っていて、dポイントを日常的に貯めている人には、メリットがあると思います。
ただ、筆者はドコモ経済圏ではありません。
楽天モバイルを使っているわけでもないし、特定の経済圏に寄せているわけでもない。
だから、ドコモ連携のメリットを享受できなかった。
経済圏をフル活用している人とそうでない人で、評価が分かれる証券会社だと思います。
マネックス証券
単元未満株と手数料
マネックス証券の良いところとして、単元未満株の取り扱いがあります。
通常、株は100株単位で買う必要がありますが、単元未満株なら1株から買える。
資金が少ない人や、まずは少額で試してみたい人には便利な仕組みです。
手数料も、特別高いわけではありません。
普通に使える水準です。
ただ、単元未満株も手数料も、今はSBI証券や楽天証券でも似たようなサービスがあります。
マネックスだけの強みとは言いにくくなってきている。
銘柄スカウター
マネックス証券で評価されているツールに、銘柄スカウターがあります。
企業の業績やバリュエーションを分析できるツールで、ファンダメンタル分析をする人には便利。
過去の業績推移とか、セグメント別の売上とか、細かい情報が見やすくまとまっています。
これは確かに良いツールだと思います。
ただ、筆者はテクニカル分析がメインで、ファンダメンタルはそこまで深掘りしない。
だから、銘柄スカウターの恩恵をあまり受けられなかった。
ファンダメンタル重視の人なら、マネックスの評価はもっと高くなるかもしれません。
マネックス証券
大手ほど強くない
結局のところ、マネックス証券は「悪くはないけど、大手ほど強くない」という印象です。
楽天証券やSBI証券は、取扱商品の幅、手数料、ツール、情報量、どれを取っても業界トップクラス。
マネックスは、どの分野でも悪くはないけど、トップではない。
証券口座を1つだけ選ぶなら、まず楽天かSBIを選ぶ人が多いと思います。
マネックスは、2つ目か3つ目の選択肢になりがち。
どういう人に向いているか
マネックス証券が向いているのは、まずドコモ経済圏の人。
dポイントを貯めている人なら、投資との連携でメリットがあります。
あと、ファンダメンタル分析を重視する人。銘
柄スカウターは良いツールなので、企業分析を深くやりたい人には価値がある。
米国株に興味がある人も、マネックスは選択肢に入ると思います。
米国株の取り扱いは昔から力を入れていて、銘柄数も多い。
逆に、どれにも当てはまらない人は、無理にマネックスを選ぶ理由はないかもしれません。
筆者は今、マネックスの口座はほぼ放置状態です。
たまにログインして銘柄スカウターを見ることはあるけど、メインの取引は楽天でやっている。
松井証券と同じで、「口座はあるけど出番がない」という状態。
悪い証券会社ではないんです。
ただ、自分の使い方には合わなかった。
それだけの話です。
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