MENU

トレード情報収集の効率化術|1日30分で市場の本質を掴む方法

情報が多すぎて、何を見ればいいかわからない。

ニュースサイト、SNS、経済指標、企業の決算── 情報源は無数にある。
でも、すべてをチェックしていたら、時間がいくらあっても足りない。

正直に言うと、ぼくも昔は「全部見なきゃ」と思って、朝から晩までニュースを追いかけていた時期がある。
結果、疲弊してトレードどころじゃなくなった。
情報収集のために時間を使いすぎて、肝心のチャートを見る時間が減っていた。
本末転倒だよね。

トレーダーに必要なのは、「情報の量」じゃなくて、「情報の質」だと思う。

この記事では、ぼくが実践している効率的な情報収集術を紹介する。
完璧な方法じゃないけど、少なくともぼくには合っている。

目次

なぜ情報収集の効率化が必要なのか

「情報をたくさん集めれば、勝てるようになる」

これ、間違いだと思う。

むしろ、情報が多すぎると、判断が鈍る。
どの情報を信じていいかわからなくなるし、矛盾する情報に振り回されて、結局エントリーできなくなる。

現代は、情報が溢れている。
ニュースサイトは24時間更新されるし、SNSではリアルタイムで情報が流れる。
経済指標は毎日発表される。
全部チェックしようとしたら、それだけで1日が終わってしまう。

トレーダーに必要なのは、市場を動かす本質的な情報だけ。
中央銀行の政策変更、主要企業の決算、地政学的リスク、経済指標の大幅な変化これらの情報だけを効率的に収集すれば、十分だと思っている。

ぼくが見ている情報源

朝の全体把握:NHK、朝日、毎日

朝一番は、全体的なニュースをざっと見る。
政治、社会、経済──広く浅くチェックして、「今日、何が起きているか」を把握する程度。
深掘りはしない。

夜の振り返り:日経、ロイター、Bloomberg

経済に特化したニュースは、夜に見る。
「今日の市場は何で動いたのか」を振り返るため。
朝は広く浅く、夜は経済を深く──この使い分けがポイント。

X(旧Twitter)の使い方

Xは、リアルタイムの情報源として便利。
ただし、ノイズも多い。

ぼくは、フォローする人を厳選している。
信頼できるアナリスト、経済記者、実績を公開しているプロトレーダーのみ。
根拠のない噂や感情的なつぶやき、誇張された情報は避けるようにしている。

証券会社のニュース、TradingView

楽天証券のiSPEEDTradingViewのニュース機能は、銘柄ごとのニュースが一覧で見られるから、スクリーニング後の銘柄チェックに便利。
ぼくはTradingViewを頻繁に使っている。

経済指標カレンダー

米国雇用統計、消費者物価指数(CPI)、GDP成長率、日銀政策決定会合──これらの経済指標は、市場を大きく動かす。
事前に発表日時を把握しておいて、その前後は慎重にトレードするようにしている。
TradingViewの経済指標カレンダーが便利。

ぼくの1日の情報収集ルーティン

朝(7:007:15):全体感を掴む

NHK、朝日新聞、毎日新聞で全体的なニュースを確認。
前日の米国株の動き(S&P500、ナスダック)、為替レート(ドル円)、日経平均先物の動き。
これらをざっと見て、「今日、何が起きているか」を把握する。

米国株や為替レートは日本株と連動しやすいから、当日の動きを予測するのに役立つ。
所要時間は15分程度。

日中(9:0015:00):リアルタイムで追う

Xで経済アナリスト、トレーダーのつぶやきを確認。
証券会社のニュース(楽天証券、TradingView)。
自分が保有している銘柄の値動き。
経済指標の発表(ある場合)。

ただし、常にチャートを見ているわけじゃない。
ぼくはスイングトレードがメインなので、1時間に1回程度チェックすれば十分。

夜(20:0020:15):振り返りと分析

日本経済新聞、ロイターで経済ニュースを深掘り。
今日の市場の動きを振り返る。
保有銘柄の決算、ニュースを確認。
明日の経済指標をチェック。

夜は「今日の市場を振り返り、明日に備える」時間。
所要時間は15分程度。

合計で130分程度。
これだけで、市場の本質的な情報を掴むことができる。
情報収集に時間をかけすぎないことが重要だと思っている。

情報の取捨選択術

情報源を絞っても、それでも情報は多い。
だから、取捨選択が大事。

「市場を動かす情報」だけを見る

すべてのニュースが、市場を動かすわけじゃない。

市場を動かす情報:中央銀行の政策変更、主要企業の決算、地政学的リスク(戦争、政変など)、経済指標の大幅な変化。

市場を動かさない情報:芸能ニュース、スポーツニュース、個別企業の人事異動(大企業の社長交代などを除く)。

ぼくはニュースを見る際、「これは市場を動かすか?」を常に考えている。

チャートが先、ニュースは確認

これ、すごく大事だと思っている。

ニュースは、トレードのヒントじゃなくて、確認のために見る。
チャートで「上昇トレンド」を確認して、ニュースで「なぜ上昇しているか」を確認する。
この順序が重要。

ニュースが先になると、感情的なトレードになりやすい。

チャートの違和感に救われた話

今年の夏、ある銘柄で経験したことがある。
電機セクター全体が上昇しているのに、その銘柄だけ妙に上がらなかった。
ニュースを見ても特に悪材料はない。
でも、チャートの動きに違和感があった。

結局、その違和感を信じてポジションを解消した。
数週間後、その銘柄で不適切会計が発覚し、株価は一日で20%以上暴落した。

ニュースは「後追い」になることが多い。
チャートには、まだ表に出ていない情報が先に織り込まれていることがある。
だから、チャートが先、ニュースは確認のために見る──この順序が大事だと思っている。

効率化ツールについて

RSSリーダー(FeedlyInoreader

RSSリーダーは、複数のニュースサイトを一元管理できる。
ぼくは以前Feedlyを使っていた。
日経、ロイター、Bloomberg──これらのサイトをFeedlyに登録しておけば、一つの画面ですべてのニュースを確認できる。

ただ、登録しすぎると情報量が多くなって逆に把握しにくくなることもあるので注意が必要。

アラート機能について

TradingViewにはアラート機能がある。
株価が移動平均線を上抜けたら通知、RSI30以下になったら通知、経済指標の発表時に通知といった設定ができる。

正直に言うと、ぼくはあまり使っていない。
結局、自分の目で銘柄を見るほうが性に合っている。
ただ、経済指標の発表時だけは通知を入れておくと便利かもしれない。
人によって合う合わないがあると思う。

まとめ

情報収集は、量じゃなくて質が重要だと思う。

朝は全体的なニュース(NHK、朝日、毎日)、夜は経済ニュース(日経、ロイター)。
日中はX、証券会社のニュース、TradingViewでリアルタイム追跡。
合計130分程度で、市場の本質を掴める。
「市場を動かす情報」だけを見る、SNSのノイズを避ける。
チャートが先、ニュースは確認のために見る。

ぼくも、以前はすべてのニュースをチェックしようとしていた。
でも、情報が多すぎて、判断が鈍ることに気づいた。
情報収集を効率化してから、トレードの質が上がったと感じている。

まずは、自分の情報収集ルーティンを見直してみてほしい。
そして、「市場を動かす情報」だけを厳選して、質の高い情報収集を心がけてみて。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

投資歴10年。様々なインジケーターや分析サイトを駆使し市場と向き合ってきた

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次