トレードで勝ち続けている人なんて、いない
誰もが失敗を経験し、そこから学んでいきます。
筆者も例外ではありません。
決算前の期待で高値掴み、何度も繰り返す損切り、感情的になって買ってしまう── 今思えば「なぜそんなことを」と思う失敗を、何度も経験してきました。
この記事では、筆者が実際に経験した3つの失敗と、そこから学んだ教訓を、赤裸々に語ります。
華やかな成功談ではなく、泥臭い失敗談。
でも、この失敗があったからこそ、今のトレードスタイルがあります。
【この記事でわかること】
・トレードでよくある失敗パターン
・なぜ失敗してしまうのか(心理的な要因)
・失敗から学んだ具体的な改善策
・同じ失敗を繰り返さないためのルール作り
失敗1:決算期待で高値掴み、材料出尽くしで急落
ある銘柄が、決算発表の数日前から急上昇していました。
チャートを見ると、出来高も増えていて、明らかに「何か期待されている」雰囲気がありました。
筆者は、「これだけ上がってるってことは、いい決算が出るんだろう」と考えました。
決算前に買っておけば、決算発表後にさらに上がるはず── そう思って、エントリーしました。
しかし、決算が発表されると、株価は急落しました。
決算内容自体は悪くなかったのですが、「期待されていたほどではなかった」という理由で売られたのです。
いわゆる「材料出尽くし」です。
結果的に、高値で掴んでしまい、損切りすることになりました。
なぜ失敗したのか
今振り返ると、失敗の原因は明確です。
「決算前の上昇=いい決算が出る」という思い込み
実際には、決算前の上昇は「期待」で買われているだけで、決算内容が良くても「期待以上」でなければ売られることがあります。
また、筆者は以下のことを怠っていました。
- 決算前のポジションのリスクを考えていなかった
- 過去の決算時の値動きを確認していなかった
- 「すでに織り込まれている」可能性を考えなかった
決算前に急上昇している銘柄は、すでに期待が織り込まれているため、決算発表後は「材料出尽くし」で売られることが多いのです。
それを理解していなかった筆者は、まんまと高値掴みをしてしまいました。
ここから学んだこと
この失敗から、以下のルールを作りました。
決算前に急上昇している銘柄は避ける
決算前に大きく上昇している銘柄は、すでに期待が織り込まれている可能性が高いです。
そのような銘柄には、決算前にエントリーしないようにしました。
決算直前のエントリーは控える
決算発表の3営業日前からは、新規エントリーを控えるようにしました。
どうしてもエントリーしたい場合は、ポジションサイズを小さくして、リスクを抑えます。
過去の決算時の値動きを確認する
その銘柄が過去の決算でどう動いたかを確認するようにしました。
「いつも決算後に下がる銘柄」「いつも決算後に上がる銘柄」など、傾向がわかることがあります。
決算は「期待ゲーム」です。
内容が良くても、期待以上でなければ売られることを、身をもって学びました。
失敗2:何度も繰り返す損切りのつらさ
損切りができない──そういう失敗ではありません。
筆者は、損切りルールを決めていて、そのルールに従って損切りをしています。
しかし、それでも「つらい」のです。
何度も上がったタイミングで買って、下がって、損切りして── この繰り返しが続くと、心が折れそうになります。
「また負けた」 「なんでいつも高値で買ってしまうんだろう」 「自分には才能がないんじゃないか」
損切りはできる。
でも、損切りするたびに、自分のトレードに自信がなくなっていきました。
なぜ失敗したのか
損切り自体は失敗ではありません。
むしろ、損切りができることは正しいことです。
問題は、なぜ損切りが続くのかということでした。
振り返ってみると、以下の問題がありました。
エントリーの根拠が曖昧だった
「なんとなく上がりそう」 「みんなが注目している」 「チャートの形が良さそう」
こういった曖昧な理由でエントリーしていました。
明確な根拠がないため、エントリー後に不安になり、少し下がっただけで損切りしてしまう。
そして、損切り後に上がることもあり、「なんで持ってなかったんだ」と後悔する── この悪循環に陥っていました。
損切りを「失敗」と捉えていた
損切りするたびに、「また負けた」と思っていました。
損切り=失敗、という認識でした。
しかし、これは間違っています。
損切りは、リスク管理の一環です。 大きな損失を防ぐための「正しい行動」なのです。
ここから学んだこと
この経験から、以下のことを学びました。
エントリーの根拠を明確にする
エントリー前に、必ず以下をチェックするようにしました。
- 移動平均線の位置関係
- RSIの数値
- 出来高の増加
- チャートパターン
これらの条件が揃っていないときは、エントリーしません。
損切りは「コスト」と考える
損切りを「失敗」ではなく、「トレードのコスト」と考えるようにしました。
どんなに優れたトレーダーでも、勝率100%はありません。
損切りは、大きな損失を防ぐための「必要経費」です。
そう考えることで、損切り後の精神的ダメージが軽減されました。
トレード記録をつける
エントリーの根拠、損切りの理由を記録するようにしました。
後から見返すことで、「同じ失敗を繰り返していないか」「改善できる点はないか」を客観的に分析できます。
損切りは、できて当たり前。 大事なのは、「なぜ損切りが必要だったのか」を振り返ることです。
失敗3:感情的になって高値掴みを繰り返す
何度も同じ失敗を繰り返したことがあります。
「上がっている銘柄を見つける」 ↓ 「買う」 ↓ 「下がる」 ↓ 「損切り」
この繰り返しです。
冷静に考えれば、「上がっているときに買うから、高値掴みになる」とわかります。
しかし、感情的になっていると、この単純な事実が見えなくなります。
「今買わないと、置いていかれる」 「まだ上がるはずだ」
そう思って、何度も高値で買ってしまいました。
そして、損切りするたびに、つらくなる。 でも、また同じことを繰り返してしまう──
この悪循環から抜け出せませんでした。
なぜ失敗したのか
失敗の原因は、感情に支配されていたことです。
FOMO(取り残される恐怖)
「今買わないと、利益を逃してしまう」という焦りがありました。
上がっている銘柄を見ると、「自分だけ置いていかれる」という恐怖を感じ、冷静な判断ができなくなっていました。
損失を取り戻そうとする焦り
損切りした後、「早く取り戻したい」という焦りがありました。
その結果、根拠が薄いままエントリーして、また損切りする── この繰り返しでした。
ルールを無視する
「今回だけは大丈夫」 「このチャートは違う」
そう思って、自分で決めたルールを無視していました。
ここから学んだこと
この失敗から、以下のルールを作りました。
「上がっているときは買わない」ルールを徹底
上昇中の銘柄は、一旦押し目を待つようにしました。
移動平均線まで下がってくるのを待つ、RSIが70以上のときは買わない── こういったルールを決めて、機械的に守るようにしました。
連続で損切りしたら、その日はトレードを止める
感情的になっているときは、冷静な判断ができません。
2回連続で損切りしたら、その日はトレードを止めるようにしました。
一旦離れて、冷静になる時間を作ることが重要です。
トレード前にチェックリストを確認する
エントリー前に、必ずチェックリストを確認するようにしました。
例えるならば
- 移動平均線の位置は適切か
- RSIは買われすぎていないか
- 出来高は増加しているか
- 感情的になっていないか
このチェックリストをクリアしないと、エントリーしません。
感情に支配されると、どんなに良いルールも無意味になります。
ルールを守る「仕組み」を作ることが、成功への近道です。
失敗から学んだ5つのルール
3つの失敗から、筆者は以下のような5つのルールを作りました。
エントリー前にチェックリストを確認する
感情的な判断を防ぐため、エントリー前に必ずチェックリストを確認します。
たとえば
- 移動平均線の位置
- RSIの数値
- 出来高の増加
- チャートパターン
- 決算の有無
これらをクリアしないと、エントリーしません。
損切りラインは必ず設定し、機械的に実行する
エントリーと同時に、損切りライン(逆指値注文)を設定します。
「もう少し待てば戻るかも」という希望的観測を排除し、機械的に損切りします。
連敗したら、その日はトレードを止める
2回連続で損切りしたら、その日はトレードを止めます。
感情的になっているときは、冷静な判断ができないからです。
ポジションサイズの上限を決める
例えば1つの銘柄に資金の20%以上を投入しないようにします。
分散投資することで、1つの失敗が致命傷にならないようにします。
トレード記録をつけて、定期的に振り返る
エントリーの根拠、損切りの理由を記録し、週に1回振り返ります。
同じ失敗を繰り返していないか、改善できる点はないかを客観的に分析します。
トレードで成功するためには、正しい銘柄選定と証券口座選びも重要です。 スイングトレードの具体的な銘柄選定方法や、おすすめの証券口座については、別の記事で詳しく解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。
まとめ:失敗は成長のチャンス
トレードに失敗はつきものです。
どんなに優れたトレーダーでも、100%勝ち続けることはできません。
大事なのは、失敗から学び、同じ失敗を繰り返さないことです。
この記事のポイントをおさらい
・決算前に急上昇している銘柄は、材料出尽くしで売られることがある
・損切りは「失敗」ではなく、「リスク管理」の一環
・感情的になると、ルールを無視してしまう。仕組みで防ぐことが重要
筆者も、何度も失敗を繰り返してきました。
決算前の高値掴み、何度も繰り返す損切り、感情的になって買ってしまう── その一つ一つが、今のトレードスタイルを作る礎になっています。
失敗は恥ずかしいことではありません。
失敗から学ばないこと、同じ失敗を繰り返すことが、本当の失敗です。
まずは、自分のトレードルールを作り、それを機械的に守る仕組みを作ってみましょう。
トレード記録をつけ、定期的に振り返ることで、自分の弱点が見えてきます。
失敗は、成長のチャンスです。 一緒に、少しずつ前に進んでいきましょう。

コメント