同じ失敗を、何度も繰り返していませんか?
また高値掴みしてしまった
また損切りが遅れてしまった
トレードで成長するには、自分のトレードを振り返ることが必要です。
しかし、記憶だけに頼っていると、失敗の原因を見落とします。
だからこそ、トレード日誌が重要なのです。
この記事では、トレード日誌のつけ方から、実践的な活用法まで詳しく解説します。
【この記事でわかること】
・なぜトレード日誌が必要なのか
・トレード日誌に記録すべき項目
・一般的な記録方法(初心者向け)
・上級者の実践例(筆者の方法)
・トレード日誌の活用法
なぜトレード日誌が必要なのか
「トレード日誌なんて、面倒くさい」
そう思っている人も多いでしょう。
しかし、トレード日誌をつけることで、勝率は確実に上がります。
失敗パターンを発見できる
人間は、同じ失敗を繰り返します。
「高値掴み」「損切り遅れ」「感情的なエントリー」──
これらの失敗は、何度も繰り返されます。
しかし、記録を見返すことで、自分の失敗パターンが見えてきます。
あ、また決算前に買ってしまっている
RSIが70超えで買うと、いつも負けている
こういったパターンを発見できれば、次から避けられます。
自分のトレードを客観視できる
トレード中は、感情に支配されがちです。
絶対上がる
まだ下がらない
こういった思い込みが、判断を狂わせます。
しかし、後から記録を見返すと、冷静に分析できます。
なんでこんなところで買ったんだろう
ちゃんとルール通りに損切りしていれば、傷は浅かったのに
この気づきが、次のトレードを改善します。
成長を実感できる
トレード日誌をつけると、自分の成長が見えます。
3ヶ月前より、勝率が上がっている
損切りが早くなった
こういった成長を実感できると、モチベーションが上がります。
トレード日誌に記録すべき項目
トレード日誌には、何を記録すればいいのでしょうか。
基本項目(必須)
以下の項目は、最低限記録しましょう。
- 日時:エントリー日時、イグジット日時
- 銘柄:銘柄コード、銘柄名
- 売買:買い or 売り
- 価格:エントリー価格、イグジット価格
- 株数:何株買ったか
- 損益:いくら儲かったか、損したか
これらは、トレードの「事実」を記録する項目です。
分析項目(推奨)
余裕があれば、以下の項目も記録しましょう。
- エントリーの根拠:なぜ買ったのか(テクニカル、ファンダ、ニュースなど)
- イグジットの理由:なぜ売ったのか(利確、損切り、ルール通りなど)
- 心理状態:エントリー時の気持ち(自信があった、焦っていた、など)
- 反省点:改善できる点はあるか
これらは、トレードの「プロセス」を記録する項目です。
項目の取捨選択
すべての項目を記録する必要はありません。
自分にとって必要な項目だけを記録すれば十分です。
記録が面倒になって、続かなくなるのが一番よくありません。
最初は基本項目だけでOK。
慣れてきたら、分析項目を追加しましょう。
一般的な記録方法(初心者向け)
ここでは、初心者向けの記録方法を紹介します。
Excelやスプレッドシート
最もシンプルな方法は、ExcelやGoogleスプレッドシートで記録することです。
自分でフォーマットを作れば、必要な項目だけを記録できます。
メリット:
- 無料で使える
- カスタマイズ自由
- グラフで可視化できる
デメリット:
- 手動で入力が必要
- 続けるのに意志力が必要
ノートに手書き
アナログ派の人は、ノートに手書きで記録する方法もあります。
メリット:
- 書くことで記憶に残る
- PCを開かなくても記録できる
デメリット:
- 集計が大変
- 検索ができない
トレード管理アプリ
トレード日誌専用のアプリやサービスもあります。
代表的なサービス:
- Kaviewなど
- Trading Journal
- トレード記録アプリ
メリット:
- 証券会社と連携して自動記録
- 分析機能が充実
- 続けやすい
デメリット:
- 有料の場合がある
- 使いこなすのに慣れが必要
記録の頻度:トレードスタイルで変わる
記録の頻度は、トレードスタイルによって変わります。
デイトレード・スキャルピング:
- 1日に何十回もトレードする
- 毎日記録しないと、追いつかない
- その日のうちに振り返る
スイングトレード:
- 数日〜数週間保有する
- トレード回数が少ない
- 週1回の記録・振り返りで十分
自分のトレードスタイルに合った頻度で記録しましょう。
上級者の実践例:筆者の方法
ここからは、筆者が実際に使っている方法を紹介します。
Kaviewで自動記録・分析
筆者は、Kaviewを使っています。
Kaviewは、証券会社の取引履歴を連携して、自動でトレード分析してくれるサービスです。
手動で日誌をつけなくても、以下の情報が自動で可視化されます。
- 勝率
- 損益曲線
- 銘柄別の成績
- 保有期間別の成績
手動で記録する手間が省けるため、続けやすいのが最大のメリットです。
週1回の振り返り
筆者は、週1回Kaviewを確認しています。
「毎日見た方がいいのでは?」
そう思うかもしれません。
しかし、筆者は毎日見ると、メンタルにダメージを受けることに気づきました。
負けが続いているとき、毎日損益を見ると、落ち込みます。
また負けた
今週もマイナスだ
こういった感情は、次のトレードに悪影響を与えます。
だから、筆者は週1回だけ確認するようにしています。
週末に、1週間のトレードをまとめて振り返る──
この距離感が、ちょうどいいのです。
エントリー根拠や心理状態は記録していない
一般的なトレード日誌では、「エントリーの根拠」や「心理状態」を記録することが推奨されます。
しかし、筆者はこれらを記録していません。
理由は2つあります。
理由1:トレードスタイルが確立されている
筆者は、10年以上トレードを続けてきました。
エントリーの根拠は、いつも同じです。
- 移動平均線が上向き
- RSIが50以上
- 出来高が増加
- 価格帯別出来高で強気の位置
こうした条件が揃ったときだけ、エントリーします。
毎回同じ根拠なので、わざわざ記録する必要がありません。
理由2:記録しなくても思い出せる
心理状態も、記録しなくても思い出せます。
あのとき、焦ってエントリーしたな
このトレードは、自信があった
こういったことは、チャートを見返せば思い出せます。
スイングトレードだから、こまめに書かなくていい
筆者は、スイングトレードがメインです。
デイトレードやスキャルピングなら、毎日記録すべきかもしれません。
しかし、スイングトレードは、1週間に数回しかトレードしません。
だから、週1回の振り返りで十分なのです。
初心者へのアドバイス
筆者の方法は、上級者向けです。
初心者は、手動で記録することを推奨します。
なぜなら、記録する過程で、自分のトレードを振り返る習慣がつくからです。
Kaviewのような自動ツールは便利ですが、「記録を見返す」習慣がないと、意味がありません。
まずは、手動で記録する習慣をつけましょう。
慣れてきたら、自動ツールに移行してもOKです。
トレード日誌の活用法
トレード日誌は、記録するだけでは意味がありません。
活用することが重要です。
週1回の振り返り
週に1回、トレード日誌を見返しましょう。
チェックポイント:
- 今週の勝率は?
- 大きな負けはあったか?
- ルール通りにトレードできたか?
- 改善できる点はあるか?
この振り返りを繰り返すことで、少しずつ改善できます。
失敗パターンの発見
1ヶ月分の記録が溜まったら、失敗パターンを探しましょう。
よくある失敗パターン:
- 決算前に買って、材料出尽くしで負ける
- RSIが高いところで買って、高値掴み
- 損切りが遅れて、傷口が広がる
- 連敗後に、焦ってエントリーして負ける
自分の失敗パターンが見つかったら、それを避けるルールを作りましょう。
勝ちパターンの発見
失敗パターンだけでなく、勝ちパターンも探しましょう。
この条件のときは、勝率が高い
この銘柄は、相性がいい
こういった発見があれば、それを活かしたトレードができます。
メンタルの安定
トレード日誌は、メンタルの安定にも役立ちます。
負けが続いているときでも、過去の記録を見返せば、「勝っている時期もあった」と思い出せます。
また、成長の軌跡を確認することで、「自分は成長している」と実感できます。
まとめ:記録と振り返りで成長する
トレード日誌は、成長するための最強のツールです。
この記事のポイントをおさらい
・トレード日誌で失敗パターンを発見できる
・基本項目(日時、銘柄、損益)は最低限記録する
・記録の頻度はトレードスタイルで変わる(スイングなら週1回で十分)
・上級者の実践例:Kaviewで自動記録、週1回の振り返り
・記録するだけでなく、活用することが重要
筆者もトレード日誌をつけ始めてから、自分の失敗パターンに気づき、同じ失敗を減らせるようになりました。
記録と振り返りの習慣が、勝てるトレーダーへの第一歩です。
まずは、シンプルな項目から始めてみましょう。
トレード日誌と同様に、損切りルールやポジションサイズも重要です。
市場基準の損切りルールや、資金管理の方法については、別の記事で詳しく解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。



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